ブームが去ったものに、再び脚光を浴びさせることはできるのか。|Retro Canape Project No.01

ハンドメイド作家として活動していると、

作品の中には、ブームが去ってしまって、

そのままお蔵入りしてしまっているものも

増えてくることがありますよね。  


トップの写真は、

ビーズアクセサリーが全盛期だったころに

作ったCanapeの製作キットたちです。


基本的に、商品をそのままに、

売り方だけ変えて乗り切るというスタンスは、

長続きしないうえ、押し売りみたいになる

リスクがあるので、控えるべきと思います。


ですから、ブームが去ったとするならば、

時流に合わせて商品そのものや

コンセプトを変えていく必要がありますね。


正直、実は、この製作キットも、

バラバラのパーツに戻し、他の作品へと

変えていくつもりでした。


ですが、制作に関わった人たちやご家族から、

なんとか活用してほしいというご要望があり、

その方法を考えていくことになりました。

いわゆるサンク・コスト効果ではありますが、


ないものねだりではなくて、

「いま、あるものに目を向ける」という

考え方の一環として、


復刻を検討したいと思います。



方法の検討

本来であれば、商品やサービスを作る前に、

必要とされるものを想定し、それに合わせて

開発していくのが健全だと思います。


しかし、今回のように、

今、目の前にあるものをなんとかしたい

……というご要望は、少なからずあります。


コストだけではなく、いろんな思惑から

そう簡単に商売や商品を変えられないと。


ただ、まずは事実として、そのままでは

売れない(選んでもらえない)ことを

認識したうえで、現状を把握するところから

スタートだと思っています。


現状を把握するにあたり、

以前、価値とは相対的ということを

学んだことを考慮すると……


まずは、競合が何かを考え、

そのうえで自分の特徴や強みを

決めていくのが良いと思われます。


わたし自身の実験でもありますので、

いったん、それらの情報発信・集約する場を

作りたいと思います。(記録していくイメージ)


次回は、その“場”をどうしていくかを

記事にしていきたいと思います。

石井 玲|Ishii Ryo

皆さまの引き立て役としての編集者を目指しています。
東京都世田谷区出身。武蔵工業大学工学部機械システム工学科首席卒業。双子座のAB型。
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ファブレスメーカーの生産管理部長を経て、開店休業状態の家業(甲陽書房)の立て直しへ。
生産管理と編集者の共通点である「本来の魅力、品質を引き出し、人とチカラを合わせながら、モノやサービスをつくる」活動をしています。

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