好きで始めてみたものの、
「実は好きじゃなかったかも……」という、
切ない経験をしたことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
どちらかというと欲が弱いとか、
いろんなことに均等に興味があるかな……
…というような人に多いと思います。
とはいえ、好きや欲望は原動力になるので、
自分の欲望を明確にすることは、
行動の一貫性や継続性を維持するのに
非常に有効だと思います。
そこで、
ボヤけた欲望をハッキリさせ、
叶ったらいいな……くらいの夢を
具体的な目標へと昇華させるワークシートを
2種類、制作してみました。
簡単にチャレンジできますので、
心の棚卸し方々、自分の望むものを
明確にしてみてはいかがでしょうか。
自分の欲望をハッキリさせる
まずは、
自分の欲望をハッキリさせるところから
スタートです。
そのためのワークシートその1がこちら。
▲ こちらから、PDFでダウンロードできます。
公私問わず、規模にもとらわれず、
そして、物欲でも自己実現でも良く、
ジャンル問わず、
- 実現したいこと
- 欲しいもの
- 手に入れたい環境
…を100個、書いていきます。
本当に単純に、思いつくものを
ただひたすら書いていくだけですが……。
わたしのように、
あまり欲望が明確ではない人は、
10個~20個くらい書いたところで
フリーズしてしまいます……。
たいてい、
ここで止めたくなるものですが(笑)、
ここからが勝負です。
この作業の目指すところは、
感覚的に感じているものさえも、
すべて書き出して可視化することです。
なので、パッと出るところまでは、
すでに顕在化しているようなもので、
ここで止めてしまっては、意味がありません。
ちなみに、この作法は
「ブレインダンプ」というものですが、
その名のとおり、
脳(brain)の中の情報を
吐き出す(dump)ことです。
簡単に言うと、
自分が思っている以上に、
頭の中はゴチャゴチャしているので、
いったん、すべて吐き出して(可視化して)
整理整頓しましょう……というものです。
きっと、得意な人は、
サクサク進むのでしょうけれど、
う~~~ん……ってフリーズする人も
多いと思うのです。
制限時間を設定するというのも、
非常に効果的ではありますが、
そもそも欲望がない人にとっては、
あまり制限にならない印象です。
そこで、発想のキッカケとして、
わたしが提案したいのが、
- 「心技体」の観点から考える
- 「衣食住」の観点から考える
- 「お金」「時間」「健康」「人間関係」から考える
……ということです。
要するに、欲望を
「在り方」「生活の基本」「悩み」から
割り出していこうということですね。
こういう見方をすると、
割と100個くらいの欲望が見えてきます。
10個とか20個でフリーズした人は、
とにかく、根性で100個出すところまで
「やり切る」ことが重要です。
これをやることによって、
自分が欲していることが「あらためて」、
目で見えるようになってきます。
欲望の方向性が
さっぱり見えなかったわたしですが、
やり切ることによって、
- 意外と欲しいものはある(笑)
- 組み合わせで、新しい欲が芽生える
……という経験をしました。
定期的にやっていくと良いですね。
抽象的な欲望を、具体的な目標に昇華させる
1枚目のワークシートで欲望を
羅列してきました。
このままでは、ただの欲望なので、
せっかく出てきた欲望を、
具体的な目標へと落とし込みます。
実現する(手に入れる)ために、
- 具体的に何をすれば良いのか?
- どの程度までやるのか?
- いつまで(または期間)にやるのか?
…を決めていきます。
具体的な作業や日程が決まると
(=タスク化できると)
曖昧だった夢から具体的な目標へと
変わっていくことがわかると思います。
具体的には、1枚目のワークシートで
羅列した欲望のうち、比較的、
実現しやすそうなものを5つ選びます。
2枚目のワークシートでは、
- 具体的な行動
- どの程度までやるか
- 期間・いつまで
…を決め、タスク化していきます。
▲ こちらから、PDFでダウンロードできます。
わたし個人としては、
「はじめの一歩」をあえて明記することが
現実味を帯びる方法だと思っています。
まとめ
なんとなく、強い欲望があるわけでもなく、
頭の中だけで漂っているだけの欲望を、
具体的にしていく手法をご紹介しました。
自分の欲望を明確にすることによって、
自分の進む方向性がハッキリします。
「本当にやりたいことだったのだろうか」
……というような根本的な疑問には
陥らないと思うのです。
ぜひ、心の棚卸しに
ご活用いただければと思います。
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