祖父の代から出版社を経営している家系に生まれたためなのか、私は理系なのに「言葉」そのものに強い関心があります。「言霊」という捉え方もあるし、言葉の「定義」という意味合いもあります。
言葉、言語の起源については、諸説あるようですが、人間社会にもたらした文明の発展の原点は「言語」と言っても過言ではないでしょう。人の言語は「認識を人間同士で交換するための道具」ということもできます。科学が発展したのも、言語があったからこそだと思うのです。
一方で、実際問題として、同じ言葉を使っていても、受け取る側によって認識が違うということも、割りと多く経験することがあるのではないでしょうか。
「経営の原理原則(チェーンストア理論)」を学んだ際、強く印象に残ったのが、「用語の統一」でした。それは「ひとつの用語を言った時に、全員、同じことが頭に浮かぶようにする」ということです。経営は科学と謳うからには(科学という言葉の定義も氣になるところですが、ここでは再現性が確保されていることとします)、正確に情報を伝達することが肝要です。
私が誰かと二人三脚的に成長したいと思うなら、この「言葉」を大切にすべきと考えています。
本来であれば、もっと別の部分に関心が向くのかもしれません。でも、私はこの「言葉」という部分がもっとも重要であり、逆にここがキチンと抑えられているのであれば、科学的に再現性が得られるに違いないと思うのです。私がFacebookページを「科学・理系のウェブサイト」にしているのは、こういう想いがあるからです。
少し変わった観点かもしれませんが、私らしい切り口で「経営の原理原則」から学んだことを、今後も少しずつまとめていきたいと思います。
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